筆跡判断と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
サスペンスドラマの犯人が残した筆跡、それを鑑識の方が調べている場面。
または、クレジットカード使用時に記入する本人のサインと、カード裏のサイン。
私が以前勤めていました職場はハンコではなく、会社に登録したサインを正式書面に使用していた、などということもありました。
筆跡というものは、本人の特徴がズバリあらわれるものです。あなたもきっと、周りの方の書いた字を見て、そのように思ったことがあるでしょう。
今回は、漢字の 一 を書いてもらい、その「一」の字の特徴から簡単に占う方法をお伝えします。
筆跡とは、それを書いた人の性格や運勢などを見ることが出来ますし、書いたその時の心理状態や健康状態を知ることも出来るのです。
それでは、筆跡判断の方法は次の5つの通りです。
筆理
文字を構成する線や点のバランスのこと。心理状態や性格がわかります。
文字構成が整っている=見た目のバランスが良い字のことです。文字のバランスの良い字は、素直な性格の人、心理状態も良好であることがわかります。
逆に、バランスの悪い字は、天邪鬼な性格であったり心理状態が不安定であることをあらわしています。
筆圧
線や点にあらわれる筆の圧力のこと。これはいつも一定していることが多く俗に言う筆ぐせのことです。性質がわかります。
筆圧の強い字は、慎重で重厚な性質をあらわします。しかし、圧はあっても勢いが無い場合には動作・反応などが鈍い印象を与えていることも。
逆に、筆圧が弱い字は弱い軽い印象を与えます。しかし、圧が弱くとも勢いがある場合は、頭の回転が早く立ち回りの上手い人のことも。
筆勢
字全体にあらわれる筆の勢いのこと。精神力の強弱、人格がわかります。
筆勢のある字は、イキイキした印象があり、困難にも打ち勝つ強さと余裕のある心の持ち主で運勢は開けていきます。
逆に、筆勢がない字は、気力が無く心の余裕に欠け運勢も下降気味です。
筆力
線や点や字全体にあらわれる力強さのこと。運勢と健康状態がわかります。筆勢とセットで見ますが、筆力はその時の健康状態や運勢に敏感に反応するため、変化が見られます。
筆力がある字とは、力の流れが一貫している字ということです。太い線となっている部分も細い線となっている部分も最初から最後まで力が抜けていない字です。このような字は、運勢が良好であり、健康状態も良好です。
逆に、筆力がない字は、字の途中で力が抜けていたり、筆力が不安定となっている字です。運勢は下降気味、健康状態も思わしくありません。
字の大きさ
スペースに対しての字の大きさのこと。性格がわかります。
大きい字とは、スペースいっぱいに書いた字で、明るく心の広い性格をあらわし、物事にこだわらない面がありますが、はみ出すような字はややルーズな面も。
逆に小さい字とは、余白が多い字です。几帳面な性格で細やかな神経の持ち主ですが、バランスが悪い字の場合は臆病で落ち着きの無い人です。
上記の5つのポイントを参考に、書いた漢字の 一 を見てみましょう。
例えば、
筆力があって、勢いよく一気に書かれた字であれば、意志が強く強気な人物であるといえます。
スペース内でバランス良く書かれている字は、明朗快活な人で、協調性もあると見ます。
筆圧だけはある、勢いや力強さは見られない重たい印象の字であれば、実力以上の姿を見せたいと思っている人物かもしれません。
筆力が無く筆勢も無い字でしたら、体調不良で積極的なことが苦手といえるでしょう。
遊び感覚で、友人・家族や身近な人たちの、簡単 一 字の筆跡判断を行なってみてはいかがでしょうか。その場合は、相手の心が元気になるような言葉を使用する(肯定的ストローク)ことを心がけましょう。
私は、この簡単 一 字の筆跡判断で、もっと気楽にコミュニケーションを楽しんでもらえたら嬉しく思います。
私は、筆跡判断を一つのツールとして活用していただき、周りの方の違った面や素敵な面に気がついてほしいなと思っているのです。
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