陸軍墓地を一人で巡ってみました。

神さま・仏さま・宇宙
Олександр К

 

あなたのお住まいの近くにも日本軍の墓地はありますか?

同じ英霊をお祀りしている護国神社とはまたが違った雰囲気を放っている日本軍墓地。

先日、お気に入りのお寺、私のパワースポットをお参りした帰りに散歩をしていました。

そうしましたら、気がつけば、陸軍墓地に辿り着きました。

 

日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦までの墓碑。

捕虜となったドイツ兵で病死された方の墓碑も。

それ以外にも、軍馬・軍犬・軍鳩の慰霊碑もあります。

色々な考え方がありますでしょうが、若い命が志半ばで散っていたことを思うと

安らかにお眠りくださいという言葉が出てきます。

 

そこでは、途中、高齢の男性が自転車ですれ違った以外誰とも会いませんでした。

木々が佇立している中、凛とした墓標が整然と並んでいました。

鳥のさえずる声と木々がざわめく音。

遠くの幹線道路から聞こえる自動車の走り抜ける音。

 

ゆっくり墓標の前を歩きながら、安らかでありますようにと心の中で祈りました。

陸軍墓地で一人物思いにふける私でしたが、不思議と怖いとかいう感覚は全くありませんでした。

足元の土が少しぬかるんでいて、その土の上に落ちている葉っぱの上をゆっくりと歩きました。

地球の長い歴史から見れば、ほんの少し生まれた時代が違っているだけなのですよね。

目を閉じると、戦場の兵士や束の間の休息をとる兵士、駆け抜ける馬や疾走する犬、羽ばたく鳩が浮かびます。

 

今は地方自治体管理の元、地元の方々や有志の方々によって、墓地は清掃されているようでした。

そこには、土と慰霊碑の石と木々とたわわな緑だけがあります。

 

今、世界では戦争中のエリアがあります。

平和とか、人間とか、生きるとか死ぬとか、思い巡らして思い巡らして思い巡らして。

100年もしたら私も含め、みな誰もいなくなるのだな。

 

意識を集中し過ぎたのか、翌日久しぶりに金縛りになりました。

陰陽のバランスをとるため、笑顔で太陽の光を全身いっぱい浴びたいと思います。

今を生きている私たち。

精一杯生きる、ただそれだけなのかも知れませんね、生きていくということは。

 

 

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